全独に対応できるような語彙を獲得するにはどのようにすればいいかという質問を頂いたので答えていきたいと思います。
僕は基本単語(~1000語)を覚える時にしか単語帳は使用せず、それ以降は基本的に文章に出てきた単語をひたすら覚えるという方針でやっていました。
その理由としては以下の3つが挙げられます。
1つ目の理由として、中学生・高校生ぐらいまでは、何の関連もない日本語と英語の2つの文字列を無理やり関連づけて記憶することが比較的容易に感じられたのですが、ここ最近はそれがやけに難しいと感じられたからです。
1000語くらいまでは、ごく簡単な名詞・形容詞・動詞しか出てこないので大丈夫だった気がしますが、もしかすると最初の基本単語も、単語帳で覚えたというより問題で何度も出てくるから頭に入ったという方が適切かもしれません。
2つ目の理由は、文章中の単語を覚えておく方が忘れた時に思い出しやすいからです。
一度暗記したはずの単語が思い出せない時に、その単語は以前どんな内容の文章の中で見つけたか、どんな文脈で出てきたか、などの手がかりがあると思い出しやすいですし、たとえ思い出せなくてもそこでしっかりと記憶が定着する気がします。単語帳で覚えた単語の隣にあった日本語を思い出すのは至難の技です。
3つ目の理由は、単に4000語以上の良い単語帳が見つからなかったからです。
次は、僕が具体的に何をやったかについて紹介します。
基本的には一度読んだ文章を繰り返し読むことで単語を覚えていましたが、それに加えて辞書アプリの履歴を使って暇な時間に復習していました。クラウン独和辞典(紙辞書)も持っていたのですが、基本的に物書堂から出ている「独和大辞典」というアプリをメインに使っていました。値段は6000円くらい。ちなみに、物書堂からはアクセス独和辞典(3800円)とアクセス独和・和独辞典(7500円)も出ています。
僕が使っていたアプリだと、履歴が500件まで表示されて、その状態で新しく単語検索すると下の方から消えていきます。これを自分専用の単語帳だと思って、ドイツ語から日本語が出てくるようにはしていました。
▽こんな感じ
使っていた参考書についても少し書いておきます。
独文解釈の秘訣をやり終えた時に語彙がかなり増えた感触がありました。
全独の大問4、独文和訳問題については、独文解釈の秘訣を一度やり通して小難しい単語に慣れておけば、かなり対応できると思います。ただしこの参考書を終えるのにはかなり労力と時間を要するので覚悟が必要です。
センター試験の過去問は、ドイツの社会問題などを取り扱っている文章がいくつかあるので、一度解いてわからない単語を洗い出しておくといいと思います。また「Toll !」という口語を初めて知ったのもセンターの会話文の問題を解いていた時だったので、論説文にはあまり出てこない単語?をおさえておくのにも役に立つと思います。
以上です。ありがとうございました。
コメント
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確か女性だったと思うのですが。
lasttarou2019
がしました